予防歯科
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歯医者さんは、痛いところを見つけて削っているだけ・・・・
と思っていませんか? 予防を定期的に受ける事で自分の歯でおいしく食べる事の喜びと大切さを知ってもらうのが、「予防歯科」です。
虫歯が悪くなってしまう前に進行を止めるためのケアを行なうことができます。
最近では、初期の穴のあいていない虫歯であれば削ってつめることなく、適切なケアと管理によってなおるということがわかっています。
口の中の細菌が原因で起こる虫歯や歯周病は生活習慣病と言え、毎日のケアで予防できるものです。
しかし、日本では未だ予防の意識は低く、「痛くなってから歯医者に行けばよい」と考えている方も多くいらっしゃいます。
定期検診を行うことによって疾患の早期発見が可能になるため、結果的に治療にかかる費用や時間を抑えられ、このことはご自身にとって大きなメリットとなります。
当クリニックの定期検診では、細菌発生の原因となるプラークや歯石をていねいに取るクリーニングや、お子さんへのフッ素の塗布(歯を強くして虫歯を防ぐ効果がある)などを行っています。さらに予防効果を高めています。
また、必要によっては効果的なブラッシング法を指導するなど、毎日のケアを習慣づけるための指導に取り組んでいます。
虫歯・歯周病を予防
当院では、虫歯・歯周病予防の一環として、PMTC(ピーエムティーシー)を積極的に行なっています。
PMTCとは、歯磨きだけでは落ちない汚れを、専用機器を用いてキレイにクリーニングすること。隅々までキレイにいたしますので、虫歯・歯周病の予防に効果的です。
歯がツルツル・ピカピカになり、とても気持ち良く爽快感のある施術なので、定期的にお越しいただく患者さまも多いです。
気持ちよく予防ができるPMTCで、虫歯や歯周病にならない健康なお口を維持していただければ幸いです。
予防のために歯科医院へ
■歯周病の症状
歯周病とは歯と歯肉の間の溝(歯周ポケット)に近い部分についた歯垢(プラーク)の中に侵入した細菌が歯肉に炎症を引き起こし、さらには歯を支える骨(歯槽骨)を溶かして、グラグラにさせてしまい引き起こされる病気です。
歯と歯茎の境目についた歯垢から歯の根にそって歯周病菌が入り込み、歯を支えている周りの組織をじわじわと壊していき最後に歯が抜けます。歯肉に炎症がおきた状態を歯肉炎、歯槽骨などを支えている組織全体が崩れてしまう病気を歯周炎といいます。
また、歯周病は初期の段階では自覚症状がない為、気付かない間に悪くなります。自覚症状が出る前に治す事が重要です。
●原因
歯磨きが十分でないと歯垢(プラーク)や歯石が歯と歯肉の境目に繁殖します。
プラークの中には1mgあたり1億個もの細菌が含まれ、毒素によって歯肉が腫れたり、歯周ポケットができます。
プラークは唾液に含まれるカルシウムやリン酸と結合して歯石になって歯や根の表面に付着し、歯周ポケットの深いところで細菌が繁殖して
いきます。
■歯周病の治療
1.ブラッシング指導
・プラークを除去して炎症を無くし、腫れた歯肉を引き締めます。
2.スケーリング
超音波の器具で大きな歯石を壊して取ります。
歯肉の下の歯石を器具を使い1本ずつ取ります。
3.歯周外科手術
症状によって方法は様々ですが、歯肉を切って骨からはがし、歯の根にこびりついた歯石を取ったり骨の形を整えたりします。
4.メインテナンス
安定した状態を維持するため定期的にメインテナンスを行います。
ブラッシングの注意点
1.食後30分以内に歯を磨きましょう
食後はプラーク中のphが酸性に傾き、酸により歯を溶かし始めます。
2.歯ブラシに力をかけ過ぎず、摩擦の力で落とすようにしましょう。
歯磨きの力で歯が削れ、知覚過敏の原因となります。
3.歯ブラシを細かく振動させて磨きましょう
歯ブラシを大きく動かすと、歯と歯の間にも先が届かず、汚れが十分に取れません。
4.補助器具も使いましょう
デンタルフロス、歯間ブラシも併用すると、歯と歯の間の汚れが効果的に除去できます。
5.寝る前はしっかりと磨きましょう
睡眠時は唾液の分泌量が減少するので、細菌が繁殖しやすくなります。1歯ずつ丁寧に磨きましょう。
定期検診(メインテナンス)が重要
歯周病は歯周治療が終了しても、きちんと管理していなければ再発してしまいます。
治療中や治療終了直後は歯周病菌が非常に少なくなっています。
ブラッシングも一生懸命行っていますが、時間とともにだんだんおろそかになっていく場合があり、再び歯周病菌が増殖し、再発を起こして
しまいます。
メインテナンスにより口腔内の歯周組織の健康を維持していくことができます。
3~4か月ごとの定期検診の受診をお勧めします。
PMTCの効果
PMTCとは 、歯科医師や衛生士といった専門家が(Professional)、専用の器械を使用して(Mechanical)
歯を(Tooth)磨く(Cleaning)ことです。
歯や歯肉を傷つけない専用の器械を使い、ご家庭の歯磨きでは落としきれない汚れを除去すると同時に、表面をツルツルに磨くことで歯垢がつきにくくなり、虫歯や歯周病の予防になるというメリットもあります。
PMTCの効果
歯質が丈夫になります 着色除去にはカルシウムパウダー、研磨には歯の再石灰化を促すフッ化物入りペーストを使用し、仕上げにもフッ素塗布を行いますので、歯のエナメル質が強化されて、歯が丈夫になります。
虫歯を予防できます クリーニングにより、虫歯の原因となる歯垢(プラーク)や歯石,バイオフィルムを除去します。
歯の表面を磨くことでプラークがつきにくくなり、フッ化物が浸透しやすくなります。
歯周病・歯肉炎を改善、予防することができます 歯の表面だけでなく、歯肉縁下数ミリ付近まで歯垢(プラーク)を除去しますので、歯肉の症状も改善されます。
また、PMTCを繰り返すことで歯肉が引き締まってくるので、歯周病や歯肉炎の予防にもつながります。
歯の審美性を向上させます 歯の表面についた茶しぶやタバコのヤニ、食物に含まれる色素を取り除きますので、本来の自然な歯の白さを取り戻すことができます。
また、歯の表面を磨くことで、汚れ自体がつきにくくなります。
PMTCの流れ お口のクリーニング、歯石取り 毎日の歯磨きでブラッシングができていない所をチェックし、必要があればブラッシング指導を行います。
PMTCの前のお口の状態をチェックし、歯石があれば取り除きます。
歯の着色落とし カルシウムパウダーを使って、歯の着色を落とします。
薬剤として塩の細かい粒子を使うケースが多いようですが、味が強かったり、歯を傷めたりする場合がありますので、うえた歯科医院では最新のカルシウムパウダーを使用しています。
歯の清掃 歯の表面、歯と歯の間、歯のつけ根の部分に、クリーニング用の研磨ペーストを塗り、歯の清掃を行います。
最初にブラシで歯の表面の汚れを落とし、専用の三角チップで歯の間を磨きます。次に、シリコンラバーのカップで、歯の表面や歯茎の間を磨きます。
柔らかいラバーカップを使用しますので、歯や歯茎を傷めることはありません。
最後に、汚れが落ちにくい歯の噛み合せ部分の溝の汚れを、山形のブラシできれいに清掃します。
お口の洗浄 消毒薬を含んだ洗浄液で、お口の中をきれいにします。歯だけではなく、歯肉ポケット内まで洗浄します。
フッ素塗布 虫歯を予防し、歯を強くするフッ素を塗ります。数分間そのまま置いてフッ
素を歯に浸透させてから、うがい洗浄します。
歯や生活習慣をアドバイス
虫歯や歯周病は生活習慣病。せっかく治療して治っても、生活習慣を改善しなければ、すぐにお口の健康は乱れ、元の状態に戻ってしまいます。
当院では、虫歯や歯周病が再発しないように、歯科衛生士の有資格者によるブラッシング指導や生活習慣のアドバイスを行なっています。
歯磨きの方法をひとつとっても、アドバイスの内容は様々。患者さまの生活スタイルなどを考慮した上で、皆さまに最適な助言を行ないます。
虫歯や歯周病は、日々の歯磨きによって発症リスクを抑えることが可能です。しっかりとした知識を身につけ、お口の健康を保ちましょう。
●歯の予防法
1.プラークコントロール
歯ブラシやデンタルフロス(糸ようじ)などを使用して噛み合わせの溝や歯と歯茎の境目や歯と歯の間に付着したプラークを除去することが最も重要な事です。
2.フッ素やキシリトールの使用
フッ素は歯の表面を強くして歯を溶かす酸に対して抵抗力をつけます。また脱灰した歯の表層部分の再石灰化も促進させます。キシリトールはミュータンス菌の数を減少させて、歯を溶かす酸の生成を抑制する効果があります。
3.食生活
栄養のバランスのとれた規則正しい食生活を心がけることが大切です。砂糖を多く含む食品(おやつ類やジュース等)は摂取回数やタイミングに気をつける必要があります。
4.定期検診
虫歯は放置しておくと、治ることはなく徐々に進行していきます。
早期発見のため、また予防処置のために年2~3回は健診されることをお勧めします。